ポリテトラフルオロエチレン (polytetrafluoroethylene, PTFE) はテトラフルオロエチレンの重合体で、フッ素原子と炭素原子のみからなるフッ素樹脂(フッ化炭素樹脂)である。テフロン ® (Teflon®) の商品名で知られる。化学的に安定で耐熱性、耐薬品性に優れる。
ディパック
日帰り登山やトレックングなどに使う小型のザック。容量20L前後のものをいう。リュックサックといったほうが馴染みは深い。⇒リュックサック
リュックサック(独: Rucksack:背に負う袋の意)は、荷物を入れて担ぐための袋である。登山、軍事などその用途は広く日常生活でもよく用いられる。そのためさまざまな呼ばれ方をする。背嚢(はいのう)、リュック、ザック (Sack)、バックパック (backpack)、ナップサック (knapsack)など。
■目的別の分類
◎デイパック
日帰りハイキングに使う、1日分の荷物が入る程度のもの。daypackの意味だが、誤って「デイバッグ」「デイバック」「ディパック」「D-pack」などとも。
◎アタックザック
切り立った岩の峰を岩登りによって登頂する際に便利な、岩にぶつかりにくい縦長形状。名称にかかわらず日帰りから小屋泊まり、テント縦走、スキー用などがある。フレームがない、若しくは内蔵されており見えないことから、フレームザックに対し「ソフトパック」とも。
◎サブザック
メインのザックに入れておき、ベースキャンプからアタックする際、あるいは荷物の大半を置いて近くの峰まで往復する際に用いる小型軽量のザック。薄地のデイパックをサブザックとしても使える。
■構造による分類
◎キスリング
両横に大きなポケットが張り出した3室からなるキャンバス製の大型ザックで、発案者であるスイス・グリンデルヴァルトの馬具職人ヨハネス・ヒューフ・キスリングに由来している。日本には1929年(昭和4年)、槙有恒と松方三郎によって持ち込まれ広がった。口を巾着の様に締めたあと、余った紐でさらにその下を括って水が入らないようにすることが出来た。厚い木綿のキャンバス地はそれ自体に防水性があるが、さらに熱した揮発油にワックスを溶かして塗布することも時には行われた。
駅の改札を通るときに横幅が広すぎて引っかかるので、体を横にしながら改札を通り抜けていたことから、かつてキスリングを背負って山に出かける若者たちは「カニ族」とも呼ばれた。
容量は大きいもののパッキングが難しく、荷物の詰め方によって背負い心地に大きな差が出る。また、構造上全重量が肩にかかり負担が大きい(最悪の場合は腕が麻痺してしまう「ザック肩」になる)ため、今はめったに使っている人を見ない。
◎フレームザック
背負子のようなフレームを持ち、その全体または一部を包み込むように作られた縦長のリュックサック。内容が上下にいくつかに区画され、それぞれの背面などから取り出せるようになっている。また、腰を巻くベルトを持つ例が多い。これを締めると、ザック全体が背面に押しつけられる。
このために荷物の量にかかわらず型崩れせず、背面全体に重みがかかるために肩への負担も少ないなど、上記のキスリングの問題点が大幅に改善されており、現在ではほとんどがこの型である。他方でキスリングにくらべると重心が高くなり、バランスを取るのが難しくなる面もある。
◎ナップサック
日本語では小型で簡易的なリュックサックをこう呼ぶ。キスリングを軽く小さくしたものや、より縦長な形のものが普通。子どもの遠足の定番である。登山用でなく、町で使用することを前提としたものも数多く、平成以降では学生の鞄としても普通に見られる。
定員
テントなどで就寝可能な人数などに使用する言葉。テントの場合JIS規格がある。またキャンプ場で定員が表示されている場合は最大宿泊可能な人数を表して場合がある。
ディキャンプ
非常に広義の意味でのキャンプ。宿泊を伴わない日帰りの野外活動。テントも張らず、河原で行うバーベキューや花見などのアウトドア活動を日帰りで行なうことも“キャンプ”と稀に呼ばれることがある。手軽にアウトドアを楽しめ、テントやシュラフといった道具も必要ないことから、荷物も少なくなる。(ディキャンプの場合、衣食住の”食”に重点を置く場合も多い。)
ツエルト
非常用簡易小型テントのこと。テントとしての使用から、シュラフカバーとして使ったり、シェルターとして使ったりと、幅広く使える。非常にコンパクトに収納できることから、緊急用としてザックに常備しておくと役に立つ事があるかもしれない。
ツーリング
自動車・バイク・カヌーなどで、遠出をすること。バイク=ツーリング、のイメージを持たれる事が多いが、自転車や車等、遠出をすること全般をツーリングと呼ぶ。
ツーバーナー
ストーブの一種。2つのゴトクのついたタイプのものをいう。ホワイトガソリン使用のものやガス使用のものがある。一度に複数の調理が可能で、ファミリーキャンプ等では活躍できるが、モノが大きく荷物になることから、最初の1回だけ使ってあとは物置に・・・といったパターンもしばしば見受けられる。
駐車場
車をとめる場所。キャンプサイトと駐車場が離れている場合があり、その際は荷物の搬入に大きな体力を使ってしまうことがある。事前に下調べをし、駐車場とキャンプサイトが離れている場合は、キャリーカート(車輪は大きめのものが良い)を準備する等して、荷物運びの事を考慮しておく。
チェックイン/チェックアウト
キャンプ場への入場・退場手続きのこと。予約の際確認しておくこと。無料のキャンプ場では、チェックイン・チェックアウトが不要なことから、気軽に利用できるが、夜間はすでに就寝している人が多いので、静かにキャンプ場入りすること。バイクの場合は少し先からエンジンを切って、押して歩いてくるキャンプ客の鏡のような人もいる。
チャコールスターター
バーベキューなどの炭起こしをする道具。⇒火お越し
火起こし(ひおこし、火熾し、火おこしとも表記)とは、炭に着火する道具である。
炭は燃料であり可燃物であるが着火性はさほど高くなく、炭へ確実かつ迅速に着火するために用いられる。火起こし自体は炭を保持する容器に過ぎず、炭への着火に際して炎が上がる熱源に乗せて(あるいは被せて)使用する。
現代の日本の火起こしは片手鍋に似た形状で、底に炎を通す穴が開いており、ガス焜炉などに乗せて使用する。着火後の炭を茶室へ運び入れる炭十能とあわせ、広義の茶道具に含まれる。
バーベキューなどで使われる火起こしは英語圏で「チムニースターター」「チャコールスターター」あるいは「ファイヤースターター」と呼ばれ、日本語ではこれを略して「チャコスタ」とも呼ばれている。